前回は、入母屋屋根についてご紹介しました。
日本古来からよく見られるため伝統を感じることができ、施工費用をカットできるの可能性があることが魅力的でしたよね。
今回は、片流れ屋根の特徴とメリットに関する紹介です。
片流れ屋根とは、屋根部分が複数枚合わさってできているのではなく、1枚の屋根が片一方に流れている形の屋根のことを言います。
デザイン性に優れていることから、近年の流行なイメージを好んだ設計士が好んでデザインするようで、新築物件では多く見るようになってきました。
片流れ屋根は、構造がとにかく簡単なため、施工価格が安く、かつめんテンスも簡単なことが多く、非常に経済的です。
角度を都合よく決めることが出来れば、太陽光発電においても大きなメリットを享受することが可能でしょう。
しかし、一方で片側に屋根材が流れてしまうため、雨水が一方向に集中してしまいがちです。
雨樋を設けるにしても、劣化スピードが速まる可能性がありますから、雨樋の状態の確認は定期的に行っておきたいですね。
雨樋の劣化は美観性を損ねるだけでなく、本来の機能が発揮できなくなってしまいますから、注意が必要なのです。
次回は、陸屋根についての紹介です。