前回は、招き屋根について紹介しました。
ロフトや屋根裏部屋に窓を設けるためには欠かせない屋根の形で、雪に対する対策をとることもできるものになっていましたね。
屋根の種類に関する紹介で最後となる今回は、腰屋根にの特徴とメリットの紹介です。
腰屋根とは、屋根の上に小さな屋根組を乗せた屋根のことを言います。
採光や風通しを目的として設置した屋根であるため、この部分にはトップライトの役目として窓を取り付けていることが多いものです。
屋根裏部屋などは湿気が多く、かつ薄暗い状態であることも多いですから、こういった形で光や風を取り込むことで、快適な環境づくりが可能になるのでしょう。
屋根の上にもう一組分屋根がついているため、構造が複雑になっているのがこの屋根の難点です。
新規で工事をするにしても、修理を行うにしても、しっかりと技術を持った業者に手間をかけて施工してもらう必要があるので、多額の費用が必要になるでしょう。
構造が複雑ということは雨漏りにもなりやすいですし、屋根裏部屋への採光・通風手段は別のものを考えた方が良いかもしれません。
いかがでしたか?
屋根の形状には様々なものがありますが、メンテナンスの手間を考えるとお勧めできないものも多くあります。
屋根に求める条件を一度しっかり整理して、それから屋根の形を決めるようにしましょう。