建物を新しく建てる場合は、その建物の規模によって、市区町村または都道府県に建築する建物に関する建築確認申請を行い、内容の確認を受けて建築確認の許可を取得する必要があります。
これを建築確認といいます。
この建築確認は建築基準法や都市計画法などの関係法令に基づいて審査されますが、ポイントとなることが大きく分けて2つあることを認識しておく必要があります。
具体的には、まずは集団規定として用途や高さ、大きさの制限に関するものです。
これは、その建物がその土地に建てることがそもそも認められる用途の建物ものであるか、認められるとしたら、高さや大きさはどの範囲まで認められるものなのかということに関するものです。
それから、次に単体規定として構造耐力、安全性や室内環境といったその建物の個別の要素についての詳細な基準を満たしているものかが問われます。
これらは、建物が所在する全体の都市環境維持や建物の利用者を守るために必要なものとして定められている規定であるため、建物の設計や建築確認申請に必要な書類作成・提出は、建築の専門家にしてもらうべきでしょう。