建物の外側にあるバルコニーとベランダは、それぞれ違ったつくりになっているものの、どちらも同じようで、その区別がよくわからないという方もいるのではないでしょうか。
一般的には、屋根のあるものがベランダであり、ベランダは人が出入りすることが前提なので、雨のときにも洗濯物を干すことが出来るスペースを指します。
また、2階以上の建物の外側に突き出していて屋根がなく、手すり付きの部分がバルコニーと呼ばれています。
ただし、下の階の屋根を利用するなど、屋根の手すり付きの台がバルコニーの中でも、特別な呼び方のルーフバルコニーになります。
なお、もともとベランダは階数に関係ないものであったため、1階の外側に張り出した屋根付きの部分をベランダと呼んでも間違いではありません。
ところが、場合によってはテラスと呼んだり、昔ながらの日本家屋の呼び方である縁側と表現することもあります。
外来語であるだけに、いろいろと表現が難しかったり、誤って伝えられたりしている部分もあるようです。
そこで、屋根のあるものがベランダ、屋根のないものがバルコニーと簡単に覚えると良いでしょう。