今回も、前回に引き続き「床暖房の種類」についてお話ししたいと思います。
早速ですが、前回で詳しく紹介していない電気式から見ていきましょう。
電気式には、蓄熱式と非蓄熱式があります。
それぞれがどのようなものなのでしょうか。
・蓄年式
蓄熱式は潜熱蓄熱材や床のコンクリートに直接、熱を蓄える方式のことをいいます。
夜間に電気を使い熱を蓄え、蓄えた熱を昼間に放熱します。
この蓄年式におけるメリットは、ランニングコストを抑えられること、
快適な温度を朝から夜まで保つことができることだといえるでしょう。
一方で、設置費用が高い点などはデメリットだといえます。
では非蓄熱式はどうでしょうか。
非蓄熱式には、電熱線などのヒーターを用いた電熱線式と、カーボン素子を利用した面状発熱体式がありますので、分けてみていきます。
・電熱線式
電熱線式は一部屋単位での設置費用が安く、さらに定期的なメンテナンスを行う必要がないことがメリットです。
一方で、ランニングコストが高くなること・立ち上がりに比較的時間を要することがデメリットでしょう。
・面状発熱体式
この方式は、カーボンの特性によって、一定の熱が加わると電気を遮断し、温度を調節する機能をもっています。
また、この面状発熱体式の中にPTCとCATがあるとされています。
電気的にコントロールすることで制御する方法を採用しています。そのために長期間安定した発熱量を得ることが出来ます。
いかがでしたでしょうか。
この記事が参考になれば幸いです。