玄関は家の入口ですから、家の顔ともなる部分です。
そのため、「清潔感のある玄関にしたい」、「靴が多いから収納スペースがたくさんある方がいい」など様々なこだわりはあるでしょう。
しかし、案外玄関には段差が多く毎日使う場所にも関わらず全くバリアフリーが考慮されていないということが多いのです。今回は将来後悔しないためのバリアフリーの玄関についてお話します。
あなたの実家やお友達の一戸建てのお家を思い出してみてください。
家の敷地に入ったところから玄関に到着するまでの道をアプローチと言いますが、まずアプローチに段差があり、そして玄関に入るとまた土間のようになっていて段差があるというようなお家に出会ったことはありませんか。
そもそもなぜアプローチに段差が必要なのかというと、地面からの湿気によって家の土台が腐りやすくなるというのを防ぐためにあるのです。
つまり地面と家の土台の間にはある程度高さが必要なのですね。
その高さを埋めるためなら階段にしなくても「スロープ」に変えることも可能ですよね。
スロープにすれば段差でつまづくこともなくなりますし、車いすやベビーカー、自転車なども楽に運ぶことができます。自転車は玄関においておけば風雨による劣化を防げますし、盗難防止にもつながります。
玄関は靴を脱ぐところとはだしで歩くところの段差は20cm以下にするといいでしょう。靴の着脱のために小さな椅子をおいてもいいですね。
いかがでしょうか。次回はバリアフリーの色についてお話します。