住宅の高気密化などが進むに従って、建材などから発生する化学物質などによる室内の空気の汚染と健康への影響を「シックハウス症候群」と呼びます。
目がチカチカしたり、鼻水やのどの乾燥が起こり、花粉症にも似た症状が出ることがあります。
さらには、吐き気や頭痛、湿疹など、様々な症状が出ることがあり、症状がひどくて買ったばかりの家に住み続けられない人がいるほどのこともあります。
個人差が大きく、まったく症状が出ない人から、過敏に反応してしまう人まで様々なことも特徴です。
シックハウス症候群は、きっかけとなった化学物質以外の化学物質にも敏感になってしまうことがあるため、一度発症すると大変怖い病気です。
また、めまいや頭痛、鼻づまり・じんましんなど日常的によくある症状が多く、シックハウス症候群が原因であることがわかりにくいため、原因に気付かないまま放置してしまう場合があります。
気がつくまでの時間が長引くほど、重症化していきます。最終的には洗剤やシャンプー、香水などあらゆるものを身体が受け付けなくなってしまうことがあるため、注意が必要です。