最近では中古住宅の市場が活発になっています。
理想的な中古住宅を見つけるためには、様々な部分の耐久性について詳しくチェックしなければなりません。
建物の主要構造部というのは壁・柱・床・梁・屋根・階段などの構造上主要な部分なのですが、その主要構造部と給水、排水、電気、その他の設備が安全上や衛生上、耐久上支障のない状態であることを確認することが必須です。
簡単に言うと、土台や床組などに腐朽やシロアリによる害がないことが重要なポイントになります。
金物がある部分については位置が適切か、緩みがないかという点が重要であり、土台等の木部の状態ではひび割れ・劣化・腐食などが問題です。
経年劣化によって換気口にも不具合が生じている可能性があります。
換気口部分は構造的に見ても雨水に弱くなっていますので、防水処理がきちんと効いているかを見なければなりません。
万が一劣化してしまうと、雨水が簡単に侵入して雨漏りが発生するようになります。
中古住宅を購入するのなら、パイプスペースの管は劣化が早いということも覚えておく必要があります。
水や電気導線やガス管もこのパイプスペースを通っており、劣化によって配管割れが起こると水が漏れ出てきてしまいます。
水漏れをすると危険がありますしカビの原因にもなりますので管の状態は必ず確認するようにします。