住宅資材や住宅に使われる塗料などでも用いられることの多い言葉には、断熱と遮熱という言葉があります。
この2つは似ている部分があります。
しかし、実際には明確な違いがあり、上手に使い分けを行うことが良い方法とされる部分や、合わせて使うことが推奨されるような場面があります。
違いに関しては、断熱は伝わる熱を小さく、遮熱は放射を妨げる効果を持っています。
断熱の場合では壁の内部を伝わる熱の量を小さくする機能があることから、省エネにも貢献できる性能を持つことが基本でしょう。
冬に熱が逃げるのを防ぎつつ、夏は熱の侵入を防ぐことになるので、住宅内の環境を常に快適な状態に設定することに向いている内容です。
一方で遮熱では壁の表面から熱の侵入を防ぐためにあるので、夏に熱の侵入を防ぐのみになることも基本でしょう。
分かりやすい説明としては、断熱の場合では保温を行うことを可能としていて、外部からの熱を蓄積させない機能も備わっているものです。
しかし、遮熱の場合では太陽光などを反射させて、熱を蓄積させない効果に留まっていることが基本的な内容になるでしょう。